久しぶりの夜、

二人で選んだ夜更かし。

 

 

 

「っ……」

「……。……」

「…、ふー……」

「……、……」

「……」

「……。……ティファ」

「……ん?」

「…体、平気か」

「ん……大丈夫。でも……」

「?」

「…もう、無理かも」

「ふ……うん。俺も、もう無理だと思う」

「ふふ……」

「…ごめん……。負担かけたな」

「…へいき。クラウドも、その……おつかれさま」

「…うん。……やっぱり、だめだな」

「ん……?」

「二週間も空けると……こうなる」

「あ……に、二週間ぶりだっけ」

「うん……。最近すれ違っていた」

「クラウド、ずっと帰り遅かったもんね」

「ん……仕事は詰め込むものじゃない」

「ふふ。ご褒美ご飯、作らないと」

「…いつも、褒美みたいなものだ。ティファの作るものは、どれも」

「それは、料理人として冥利に尽きますなあ」

「……それに」

「?」

「…働いた褒美なら、今たっぷり貰った」

「え? ……あ。もう……そんなつもりでしたわけじゃないのに」

「…どんなつもりだったんだ?」

「……。……私も」

「?」

「…私も、その……クラウドと一緒に過ごしたかったから」

「……」

「…な、何か言って?」

「あ……すまない。……嬉しくて言葉が吹き飛んだ」

「ええ? ふふ……もう。……クラウドだけじゃないよ? その、癒されてるのは」

「……。俺も、ティファを癒せているのか?」

「…はい」

「…そうか……」

「…っあはは、クラウドくすぐったい、」

「……ティファ」

「……。…クラウド、目がとろんとしてる」

「…うん……。…もう、格好をつける余裕がない」

「ふふ……格好つけなくても、クラウドはかっこいいよ」

「ティファ……」

「……今は、どちらかというと……かわいい、かもしれないけど」

「…ティファ?」

「ふふふ、」

「……」

「……」

「……。……なあ、ティファ」

「ん?」

「……俺は、……ティファに見合う男に、なれているかな」

「…クラウド?」

「…ティファの、そば……特別な……。……」

「……。……あれ?」

「……」

「…クラウド?」

「……」

「……ふふ、寝ちゃった」

「……」

「……。ねえ、クラウド」

「……」

「私は……他の誰でもない、クラウドじゃないと嫌だよ」

「……」

「…きっとそれが、今の答え」

「……、……」

「……。…おやすみ、クラウド」

「…………」

「……」

「……」

「……」

「……。……おやすみ、ティファ」

「……」

「……ありがとう」

 

 

 

 

ひそひそ話を許す場所

 

(あなたのことだけ、待っている)

 

 

 


fin,