「……」

「……」

(……? あれ……)

「……」

「…クラウド?」

「! ティファ」

「どうして……」

「…おはよう」

「おはよ……。…いつ帰ってきたの?」

「…つい、さっきだ」

「さっき?」

「…一時間くらい前かな」

「…本当に、ついさっきだ」

「……。朝帰りになってしまった」

「ふふ……どこで油を売ってきたの? なんて」

「…俺みたいな男に、油なんて売れない」

「ふ……でも、本当にお疲れさま。大変だったんだね」

「ありがとう。……ごめん、昨日のうちに帰れなくて」

「いいんだよ。何も気にしないで」

「……うん」

「……? あ」

「?」

「もしかしてシャワー、浴びた? いい匂い」

「うん……泥まみれだったから」

「疲れてたら、気にせずベッドに入ってきてくれてもいいのに」

「…それはなるべく避けたい」

「旅の途中は、もっと汗まみれ泥まみれだったけど」

「…これはこれだ」

「ふふ……」

「……。……たいんだ」

「ん?」

「…寝る前くらい……何も気負わず、ティファを抱いていたいんだ」

「…クラウド」

「それに……ティファにも」

「ん?」

「…何でもない」

「……でも、そういうことなら」

「……?」

「クラウドが眠れるように、私が代わりに抱きしめるね」

「…ティファ」

「おまけに、頭も撫でましょうか?」

「……頼む」

「ふふ、うん。わかりました」

「……。……ティファ」

「ん?」

「……ただいま」

「…うん。おかえりなさい」

 

 

 

 

 

 

夜明けはきよらか

 

 

 

 


fin,