バレットたちと別行動をしている、エアリスとクラウドとティファは、洞窟の中に偵察に行った仲間達を、外で仲良く三人座って待っていました。

 

 

 

「……どうしよ」

「ん?」

「…暇、だね」

「ふふ、そうだね」

「……」

「ね、クラウド。暇だね」

「…寝てろ」

「つまんない。クラウド、二十点」

「…。……」

「みんな今どのへん、かな?」

「洞窟入ってから結構経つね。…三十分ぐらい?」

「えっ、そんなに経つ?」

「…どうせまた、ユフィのマテリア探しに付き合わされてるんだろ」

「そういえば、ユフィが率先して偵察隊に加わりたいって言うの珍しかったもんね」

「きっといい匂い、したんだよ」

「そういう鼻が効きすぎるんだ……あいつは」

「ふふ……かわいい、ね。ユフィ。……持ち逃げしないといいけど」

「だ、大丈夫だよ、きっと、ほら、シドもヴィンセントも、バレットだっているし。ケットシーも」

「…わたし想像できた。あの、お兄さん組が『とっとけとっとけ!ばれねえから』ってユフィの持ち逃げ許す、とこ」

「……。想像できちゃった」

「……あとでレッドを問い詰めよう。レッドはなんでも見てる」

「なんでも見てるし、なんでも教えてくれる、だね」

「あはは……」

「…でも心配、だなあ。かいふく得意な人、いないもん」

「…エアリスのかいふくマテリア、渡してあるんだろ?」

「うん」

「じゃあ安心だね。最強だもん」

「そう! わたしのマテリア、最強」

「……そういえば誰に渡した?」

「……。ユフィ」

「……。……ちゃんと取り返そう」

「ふふふ、きっと今頃ユフィ、くしゃみばっかりしてるよ」

「こんなに、噂されることないもんね」

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

「……ねえクラウド、暇」

「…まだ言うか」

「しりとり、する?」

「しない」

「ぶー。もういいです。…ね、ティファ」

「ん?」

「ミッドガルにいたとき、ティファはお仕事お休みの日、何してたの?」

「休みの日かあ……マリンと遊んだり、体動かしたり、料理の練習したり」

「…忙しいねえ」

「そう?」

「うん。わたし、一日中お花畑で寝てた」

「あははは、かわいい」

「今度帰ったらティファも一緒にお昼寝、しよう! すごく気持ちいいの」

「うん! ぜひ」

「あっ……クラウドもお昼寝したい、よね?」

「…なんでしたい前提なんだ」

「だって寂しがりやだもん。仲間外れ、いやでしょ」

「……俺は見張りでいい」

「ふふ、見張っててくれるんだって、ティファ。……わたしたちに見惚れてお仕事、さぼらないでね」

「ふふふ」

「……。…いつも楽しそうでいいな」

「いいでしょ。楽しまなきゃ損、だよ」

「…そうだね。エアリスはいつも楽しんでるもん」

「うん。どうせ時間を過ごすなら楽しく、ね」

「…そっか」

「わたしの目標。クラウドを、爆笑させること」

「……漫才師にでもなるつもりか」

「…漫才でクラウドが笑ったら、それはそれで面白い、ね」

「…、ふふ」

「…ティファ……隠れて笑うな」

「ふ…、だって、…ふふ……」

「クラウドほら、もっと笑って。ティファが喜ぶから」

「無茶言うな」

「ふふふ……エアリスとクラウドが話してるの聞いてたら、面白くてあっという間に時間が過ぎちゃう」

「そう? わたしもティファとクラウドとお話するの、好きだよ」

「……」

「クラウドもわたしたちのこと、好きだって」

「…何も言ってない」

「クラウド、照れ屋さんだもんね」

「ねー?」

「あのな……、あ」

「?…あ!」

「っみんな、おかえり!」

 

 

 

 

彼女は雨知らず


fin,