きみと過ごしたい

理由があるんだ

 

 

 

「……」

「……。……ティファ」

「……、あ、まってクラウド」

「……だめか?」

「…、今日はだめなの」

「…どうして」

「……。…だめな日なの」

「…………あ」

「…わかった? ……ごめんね」

「なんで謝る」

「だ、だって……したかったんでしょ?」

「それはいい。体調は?」

「あ、今日はね、まだましなの。多分ね、明日が辛い」

「明日……。…できるだけ早く帰ってくる」

「いいよ、帰ってきてもほら、 私多分、機嫌悪いし」

「別にいい」

「……機嫌悪いとき、 私ずっと不細工になるし」

「ティファが不細工なときなんてない」

「もう、すぐそういうこと言うんだから」

「…でも本当に平気か? いつも重いだろ」

「うん、多分……。でも今はほら、 クラウドとくっついてるから、お腹も冷えてないし、大丈夫だよ」

「…冷えない方がいいのか」

「そう。ちょっとましになるんだ」

「なら、ずっとこうしてる」

「……。今日、できないけど、一緒に寝てくれるの?」

「当たり前だろ、むしろ俺のセリフだ。…一緒にいていいか」

「うん。……一緒にいて」

「ん……なら、 早く寝よう」

「…そうだね」

「……」

「……」

「……クラウド?」

「ん?」

「…まだお腹痛くないよ? そんなに摩ってくれても」

「いや……明日、 あまりティファをいじめないようにと」

「え? ふふ……祈ってくれてたの?」

「……うん」

「…ならきっと大丈夫だね、明日は」

「…そうだといいが」

「……。クラウドは優しいね」

「…そうか?」

「うん。……優しいよ」

「……」

「…明日、ほんとに機嫌悪かったらごめんね」

「…いいよ」

「あんまり、気にしないでね」

「気にしない。……何も心配しなくていい」

「……うん」

「……。代わってやれたらな」

「…きついよ?」

「…そうだろうなと思う」

「…でも、そう思ってくれるだけで嬉しい」

「…そんなものか?」

「そんなものだよ。嬉しい、って」

 

 

 

 

 

きみは何も

持っていなくていいんだ

 

 

 


fin,