「………ん、」

「…ティファ……」

「ん………っ、くしゅん」

「……ふ」

「ふ、ふふふ、」

「……っ」

「あはは、ご、ごめん、我慢できなくて」

「いや……」

「クラウドも笑ってる、ふふふ……」

「……かわいすぎた」

「ふふふふ、もう、くしゃみにかわいいも何もないよ」

「…寒かったか」

「……うん」

「ごめん、気づけなかった」

「ううん……」

 

 

これは、ぎゅうとしてほしいための口実

 

 

「…、ごめんね」

「ん?」

「雰囲気、壊しちゃった」

「……また作ればいい」

「うん……ふふ、」

「…ティファが笑い終わってからな」

「ふふふ、ごめん……なんかツボに入っちゃって」

「…ティファはツボに入ると出るまでが長い」

「ふふ、よくご存知で」

 

 

それは、笑えばきみも

一緒に笑顔を見せてくれるせい

 

 

「……ふふ、…クラウド、もういいよ」

「…うん」

「………」

「………」

「……ん」

「………、」

「……クラウド…」

「…ティファ」

「……っ、あ、待ってごめ……っ、くしゅん!」

「………。ティファ」

「ふふふふ……ごめ…」

「……わざとか?」

「わざとじゃないよ、ふふふ、」

「…風邪、ひいてないよな」

「え? うん、埃だとおもう……」

「本当に?」

「ほんと。大丈夫だよ」

 

 

きみは、やさしさを忘れないから

 

 

「でも、体が熱い」

「そ、それは……クラウドのせいでしょ」

「……」

「…嬉しそうな顔してる」

「…嬉しいからな」

「ふふ」

「………はあ」

「……、……続きしないの?」

「…もう少しティファを見ていたい」

「…さっきからずっと見られてるよ」

「…抱くのと見るのじゃ違うんだ」

「そ、そう……」

「……それに」

「?」

「…今度くしゃみするときは見逃せないからな」

「もう! 意地悪」

「何とでも」

 

 

きみは、私を笑顔にする天才だから

 

 

「……。…ねえ、クラウド」

「…?」

「その……そろそろしたいな……なんて」

「……」

「ごめん、私のせいで中断してたようなものなんだけど」

「…そう言われたらするしかないか」

「……クラウドは、まだだった?」

「ティファとするのに、まだのときなんてない」

「う……」

「…いつでもいいよ。でも……」

「?」

「…次はくしゃみしても、待ったなしだ」

「ふふ……健闘します」

 

 

ここにあるすべてを許してくれる

私にとって、きみは

 

 

 

 

 

木陰、ときどきミッドナイト

 


fin,