「おやすみ、ティファ」

「おやすみクラウド」

「……」

「……」

「……」

「………あ」

「…ん?」

「…お肉、解凍させるの忘れてた」

「……解凍?」

「うん。冷凍庫から冷蔵庫に移さないと」

「……今から?」

「うん」

「…そうか」

「…うん。だからちょっとだけごめんね」

「………」

「……」

「……あのー……クラウドさん」

「?」

「…ちょっとだけ離してくれる?」

「…なんで?」

「なんでって、解凍しにいかなくちゃいけないでしょ」

「…俺も連れて行けばいい」

「ええ? 下、寒いよ。冷えちゃうからここにいて」

「…尚更一人で行かせられない」

「もう……心配がりやさんなんだから」

「…そろそろ諦めてくれ」

「ふふ……はいはい。ありがとう。じゃあ……ついてきてくれる?」

「うん」

「……」

「……」

「……」

「……」

「………。あの、動けないんだけど」

「……」

「あ、にこにこしてる……動く気ないんでしょう」

「…あと5分後にしよう」

「その間に寝るつもり?」

「…ティファを閉じ込めたまま寝ようか」

「だーめ。そんなことしても這い出るもん」

「…そうはさせない」

「う、く、苦しい……」

「……ここにいて、ティファ」

「………。……お願い、いかせてクラウド」

「……」

「……」

「…………………俺の負けだ」

「ふふふ、」

「5分で戻ってこよう」

「了解です」

「戻ってきたらもう一度温めるから」

「何を?」

「ティファを」

「どうやって?」

「……聞くか?」

「あ。……い、いいえ、知りません」

「…知らない方がいいこともある」

「言葉の使い方が違うような気が……」

「さ、いこうティファ」

「……もう。都合いいんだから」

 

 

 

 

おやすみまでの延長切符

 

 

 


fin,